或る夜の仮初め

アルカリ

集団がニガテ

 

集団行動がニガテな人は多いんじゃないかと思う。

 

私の場合は、集団のなかで空気になってしまうからだ。小学校のとき、クラスでチーム分けをするために黒板に名前を書き出すのに、みんなが思いつく順にクラスメイトの名前を挙げていったことがあった。クラスの人気者、中間層、そして嫌われている人の名前まで挙がっても、私の名前は出てこなかった。隣の席の男の子も、仲の良かった友達も、私の名前を声に出してはくれなかった。

 

集団のなかでの存在感がない。個性を主張する勇気がない。否定されるのが怖いというレベルにも到達しないくらいに、大きな声を出したり、目立ったり、責任を負うこと、期待されることがニガテだ。「あいつはおもしろくない」と期待外れにガッカリされるのが怖い。「可愛い子がよかった。こんなブスじゃなくて」とそっぽを向かれるのが怖い。でも、空気でいる現状もいやだ。誰も私を認識してくれない。

 

一対一のコミュニケーションは得意なほうだ。親友と呼べる友達がいて、親はまとも。恋人もできるにはできる(こちらも、上記の流れから難題があるけれど)。

 

それでも、集団のなかで生きていくことだけは、私にはできない。

 

そしてそれは、社会のなかでは致命傷になる。

 

怖い