或る夜の仮初め

アルカリ

没頭するということ

 

「没頭」「夢中になる」が、苦手だった。

 

 

正確にいうと、

集中しそうになると、ハッと我に返って

周囲の安全を確認するかのごとく

周りを見回してしまう。

 

 

好きなことをやっているならまだマシで、

「気づいたらもうこんな時間!」

なんてことも多々あったけど。

 

勉強とか、

やらなきゃいけないこと系は本当にすぐ

気が散ってしまうことに悩んでいた。

 

 

1日単位でもそうだし、

たとえば受験のような、

「目標に向かって頑張る! 他はどうでもいい!」

そうして一生懸命頑張る、ということができない。

 

 

どうしてできないんだろう?

考えたんだけど、たぶん

「身なりが整ってない」ことを

過度に恥じてしまっている。

 

 

受験生って、

「可愛い」からはかけ離れているじゃないですか。

勉強に集中している状態なんだから、

当たり前なんだけど。

 

私はつねに「可愛く」いないといけないと思っていたから、

受験期も美容院には行きたかったし、

化粧もしていた。

受験に集中なんかしてなかった。

 

 

部活でもそう。

運動部だったけど、

プレー中も「可愛く」いたかったから、

髪の毛が汗で顔に張り付いているのとか、

耐えられなかった。

ランニングでひどい顔をしていたりね。

 

 

いま考えれば、バカだなあって思うんだけど、

「可愛い」の基軸で評価されたすぎて

必死なんだよね。

 

 

 

考えが少し変わったのは、就職活動時。

 

リクルートスーツを着て、

髪型もメイクも制限されるじゃないですか。

前髪ぴっちり分けてさ。

サイドの髪なんか出してられないし。

シャツの第一ボタンまできっちり締めて。

 

 

気楽だったってわけじゃないんだけど、

 

「いま、私は就活生なのであって、『可愛い』で判断される存在じゃない。だから、容姿は気にしすぎなくていい」

 

なんだか自然に、そう考えた。

 

そしたら、たった数ヶ月だったけど、

就職活動を一生懸命頑張ることができて、

満足のいく結果を出せた。

 

 

 

さて、次は卒論が控えている。

 

以前より、

部屋にこもって本を読んだり

パソコンに向かうことが増えた。

 

当然、運動もできないし、

食事もあまり管理しなくなって、

ひどいもんだ。

 

 

 

ガリガリに痩せたい。

整形したい。

 

 

醜形恐怖症とかちょっと入ってんのかな。

 

でもとりあえず、

卒論があがるまでの3ヶ月半は、

なりふり構わずやっていこうと思っている。

 

そしたら、満足のいく結果が出せて、

ダイエットでも、仕事でも、

次のステージにいくことができるんじゃないかな。

 

 

うん。頑張ろ。